法人のお歳暮にオリジナルコーヒーを贈る発注手順とスケジュール

取引先へのお歳暮に、自社の名前やロゴを入れた「オリジナルコーヒー」を贈る場合、既製品のギフトより準備に時間がかかります。中身の試作、パッケージの入稿、製造、のし掛けと発送までを、贈る日から逆算して組む必要があるためです。
本記事では、オリジナルコーヒーをお歳暮として制作する際のスケジュールや、ドリップバッグとカフェオレベースの選び方、名入れのルールについて具体的に解説します。
法人のお歳暮にオリジナルコーヒーが選ばれる理由
年末のご挨拶としてお歳暮を贈る際、法人間では「消費してなくなるもの(消え物)」が好まれます。その中でもコーヒーは、オフィスでの休憩時間に楽しむことができ、賞味期限も長いため、受け取る側の保管スペースを圧迫しません。
また、自社のロゴや名前を入れたオリジナルパッケージで贈ることで、カタログギフトや既製品の詰め合わせと違い、誰からの贈りものかが受け取った瞬間に伝わります。
ドリップバッグとカフェオレベースの選び方
お歳暮向けに作りやすいのは、オフィスで分けやすい「ドリップバッグ」と、ご家庭や少人数の職場向きの「カフェオレベース」の2つです。
| 項目 | ドリップバッグ | カフェオレベース |
|---|---|---|
| 特徴 | 1杯分(10g)の個包装。オフィスで分けやすい | 牛乳で割って飲む希釈タイプ。特別感がある |
| 最小ロット | 1,000袋〜 | 1ロット180ℓ(600ml瓶300本、500ml紙パック360本等) |
| 初回納期 | 約1か月(年末は延長の可能性あり) | 約2か月(ラベルシール作成・試作を含む) |
| パッケージ | フィルム4色から選び、無地または1色ロゴ印刷 | フルカラーオリジナルラベル(Illustrator入稿) |
| 味の決め方 | 試飲サンプルで豆を選ぶ | 濃度違いの試作を試飲して決める |
カフェオレベースは、アラビカ種だけだと牛乳に負けやすく、ロブスタ種だけだと苦味が強く出やすいため、両方をブレンドして味を調整するのが一般的です。品名は「コーヒー飲料」とし、表面には「コーヒー飲料(希釈用)」と明記したうえで、「牛乳で3倍」のように希釈倍率をはっきり表示するルールがあります。裏面の一括表示における販売者欄には、ご依頼主の法人名(法人登録がなければ代表者の氏名)を記載します。
それぞれの詳しい条件はドリップバッグOEMの小ロット・費用・納期とカフェオレベースをPBで作る手順にまとめています。
贈る時期から逆算する発注スケジュール
お歳暮を贈る時期は地域によって差があります。一般的な目安は、関東で12月初旬〜20日頃、関西で12月13日〜20日頃です。全体として、12月上旬から20日までに先方の手元へ届くように手配するのが確実です。
オリジナルコーヒーの製造には時間がかかります。カフェオレベースの場合、濃度の異なる試作品を試飲して味を決める工程や、ラベル作成があるため、初回納品までに約2か月を要します。12月上旬に先方へ届けるなら、自社への納品はその1〜2週間前、試作の開始は遅くとも10月上旬が目安です。のし掛け・箱詰め・発送の時間も見込んでおきます。
ドリップバッグの納期は約1か月ですが、年末は提携工場の稼働が混み合うため、通常より納期が延びることがあります。遅くとも10月中旬〜下旬には入稿データと数量を確定させておきたいところです。
法人向け「のし」のマナーと名入れ・ロゴ印刷
お歳暮に掛ける「のし」は、紅白の蝶結びの水引を使用し、表書きを「御歳暮」とします。法人として贈る場合、水引の下部中央に代表者の氏名を書き、その右上に少し小さめの文字で法人名(会社名)を添えるのが正式なマナーです。のし掛けや箱詰めを誰がどこで行うかも、数量と一緒に早めに決めておきます。
パッケージへの名入れやロゴ印刷については、製品ごとに条件が異なります。
- ドリップバッグ: 外装フィルムはクラフト・灰白・白緑・憲法色(濃茶)の4色から選びます。ここに最大86×86mmのサイズで、無地または1色のロゴ印刷が可能です。印刷色は黒・茶・赤・青・緑・オレンジから選びますが、憲法色のフィルムのみ金または銀の印刷となります。グラデーションは表現できず、細い線は潰れやすいため、はっきりとした単色のデザインをご用意ください。一括表示は工場側がテンプレートに沿って裏面に黒で印字します。
- カフェオレベース: 指定のテンプレートに合わせてフルカラーで制作可能です。Illustrator形式(および確認用PDF)での入稿となります。2回目以降の納期は2〜3週間へと短縮されます。
最小ロットと数量の決め方
お歳暮の配布先リストを作成し、必要な数量を把握することが重要です。
ドリップバッグは最小ロットが1,000袋です。例えば1箱に10袋を詰め合わせる場合、100箱分のギフトが作れます。VFR型またはX型のフィルターにコーヒー粉10gを詰め、窒素ガスを充填して包装します。
カフェオレベースは最小ロットが180ℓです。600mlのガラス瓶であれば300本、500mlの紙パックであれば360本が仕上がります。お取引先の件数がこれに満たない場合は、余った分を自社用のノベルティや年明けの「御年賀」に回す計画も立てられます(賞味期限は仕様によって異なるため要確認)。年内に届かない場合は、松の内なら「御年賀」、松の内を過ぎたら「寒中御見舞」(目上の方には「寒中御伺」)に表書きを改めます。
AKAYAMA HOLDINGS 合同会社では、法人のお歳暮向けオリジナルコーヒーづくりを窓口ひとつでサポートします。豆の選定や試飲サンプルの手配から、ラベル・ロゴの入稿データ作成、食品表示法に基づく一括表示の確認、国内提携工場への製造手配、そして指定先への直送(沖縄・離島は別途送料)までを取りまとめます。
ドリップバッグ・カフェオレベース・業務用焙煎豆のOEM/PB製造は、小ロットからご相談いただけます。用途・数量・時期を一行添えて、サイトのお問い合わせフォームからどうぞ。
よくあるご質問
お歳暮に贈るオリジナルコーヒーの日持ちはどのくらいですか?
ドリップバッグは製造時に窒素ガスを充填して包装します。賞味期限はドリップバッグ・カフェオレベースとも仕様によって異なるため、発注前に期限を確認し、贈る時期まで余裕があるかを確かめてください。
パッケージに自社のロゴを印刷することはできますか?
可能です。ドリップバッグは既製のフィルムに最大86×86mmのサイズで1色印刷ができ、カフェオレベースは専用のテンプレートに合わせてIllustrator形式で入稿し、フルカラーのオリジナルラベルを作成できます。
法人としてお歳暮を贈る場合、のしの名前はどう書けばよいですか?
紅白の蝶結びの水引を使用し、表書きを「御歳暮」とします。下部中央に代表者の氏名を書き、その右上に少し小さめの文字で法人名(会社名)を書き添えるのが正式なマナーです。